問題を問題たらしめる構成要素2つ

問題を問題たらしめる構成要素は2つである。

現象と解釈の2つだ。

人間は色眼鏡(主観)を通して、モノクロの世界に色を付けてその色付いた世界が問題か問題でないかを決めている。

例えば売上が1000億あるという現象があったときこれをソフトバンクが見たらそれは問題であるが個人事業主が見たら最高の成績だと言える。勘違いしやすいのが、問題というのは事実が全てを握っていると思いがちだがそれをどの立場からどういう価値観で見るかがそれを問題たらしめている。

人の相談に乗る時自分はいつもこのことに気をつけている。

前提として、人間は同じ色眼鏡をかけることは不可能だと考えている。生きてきた環境がそれぞれ違いすぎるためだ。だからこそ、同じ現象も違う景色に見えているはずである。だからこそ、相談にのるときは出来るだけその人のかけている色眼鏡を自分の中で想像することである。その先に、現象の改善策を一緒に考えるのか、自分の色眼鏡を相手に伝えて相手の色眼鏡を変えるのかを考えるべきである。